Pugって?
HTMLを書くためのテンプレートエンジンです。
独自の記法を用いることで記述量を減らしたり,変数を使えたりとHTMLを効率的に書くためのいろいろな機能があります。
もともとはJade(ジェード)という名前でしたが,商標の関係でVer.2以降はPug(パグ)という名前に変更されたようです。
入門してみる
1. インストールする
Getting Started - Pug公式ドキュメント
README - pug-cli
公式ドキュメントではpugをインストールしていますが,今回はpug-cliをグローバル環境へインストールしてpugコマンドを使えるようにします。
$ npm install pug-cli -g
インストールの確認
$ pug --version
# 実行結果
pug version: 2.0.4
pug-cli version: 1.0.0-alpha6
2. .pugファイルを作る
任意のフォルダ内で.pugファイルを作成します。
$ touch hello-pug.pug
ファイルを開き,記述していきます。
doctype html
html(lang="ja")
head
meta(charset="UTF-8")
meta(name="viewport", content="width=device-width, initial-scale=1.0")
title Hello, Pug!!
body
h1 Hello, Pug!!
Pugの記法
- HTMLタグには
< >
をつけずにそのまま記述する - 属性のプロパティはタグのあとにカッコ
()
をつけ記述する -
インデントでHTMLの構造を表現する
3. コンパイルする
$ pug hello-pug.pug # 実行結果 rendered hello-pug.html
pug {ファイル}.pug
と実行することでファイルをコンパイルして{ファイル}.html
を出力してくれます。
出力されたファイルの中身を見てみると,1行でHTMLが出力されているのがわかります。
<!DOCTYPE html><html lang="ja"><head><meta charset="UTF-8"><meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"><title>Hello, Pug!!</title></head><body></body></html>
このままでは見にくいので,—prettyオプションをつけて整形されたHTMLを出力します。
$ pug hello-pug.pug --pretty
# 実行結果
rendered hello-pug.html
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Hello, Pug!!</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, Pug!!</h1>
</body>
</html>
まとめ
インストールからHTMLの出力までの流れを掴むことが出来ました。
今回は細かい記法,機能については割愛させてもらいました。
色々機能ためして後日またアウトプットしたいと思います。
それではまた明日。
参考ページ
- Getting Started - Pug公式ドキュメント
- README - pug-cli
- Pug(Jade)って何だ?特徴や基本的な使い方の解説
- A Beginner’s Guide to Pug
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