昨日,同僚と話してて感じたことなんですが,エンジニアの人って勤勉(向上心高い人が多い)だと思うんですよね。
業務外でも自分の興味だったり,スキルアップのために技術をキャッチアップしてる人が他業種と比べると多いです。
そのあたりの話を今日はしてみたいなと思います。
エンジニアは勤勉
転職してきて思うのは(特にTwitterに存在する)エンジニアの方々は向上心が高い人が多いと感じます。(あくまで僕の観測内)
業務でプログラミングして,息抜きでプログラミングして,趣味でプログラミングする。みたいな狂人がざらにいる世界です。
狂人じゃなくても業務外でもプログラミングやってたり何かしらアウトプットしている人が割とスタンダードな業界なんじゃないかなと思います。
前職はメーカーで勤務していたのですが,業務外で自発的に勉強している人はほぼいないです。
それこそ昇進に必要な資格や試験のためにやらざる負えないときを除いて勉強してるというのを聞いたことがありません。(あくまで僕の観測範囲内では)
昨日,そのことを同僚(新卒時からエンジニア)に話したら驚かれたのですが,そのあたりはカルチャーが全く違います。
で,そのカルチャーの違いはどこから来るのかを考えてみたのですが,エンジニアのスキルは汎用性が高く,他の会社に転職しても培ったスキルが無駄になることが少ないです。
先日,転職して一年たった感想でも書いたんですけど,
身につけたスキルが他の企業でも使えるとか,他業種出身からしたらチートです。
強くてニューゲームができるってのはすごいことです。
メーカーで得たスキルというのは基本的にその会社でしか通用しないスキルが多いです。
だからこそ,IT関係は流動性が高いのではないかと思います。(ジョブホッパー気味の人も多いのかもしれないですけど)
また,身につけたスキルが評価(または市場価値)に反映されやすいというのも勉強をする文化につながっていると考えます。
メーカーは実力主義と表側ではいいつつも中身は年功序列のままの企業がほとんどだと思います。
そして中身が年功序列なので基本的に同じ会社にずっと在籍することを前提にした給与体系になっています。
そうなると勉強しようがしまいが業務を最低限こなしていれば,一定水準までは給与が上がっていくので勉強する必要がないのです。
下手すると上司と飲み会にいったりするほうが出世(給与UP)に影響してしまう世界なのです。(諸説あります)
勉強しないと淘汰されていってしまうというのを良いと捉えるかしんどいと捉えるかでエンジニアに向いてるかどうかのリトマス紙になるのかなと思います。
オープンな情報
勉強や技術のキャッチアップをする時にまず何を参考にしますか?
ググりますよね。
その時に出てくる情報量が圧倒的に多いです。
OSSの文化があるからでしょうか。
前職ではググっても情報が出てこないことがほとんどでした。
社内の職人みたいな人に直接聞きに行かないとわからないことがたくさんあります。
書籍で知見を得るにも抽象的過ぎてそれを実務に落とし込むには多くの経験と勘が必要です。
その点,エンジニア界隈ではググり力さえあれば大抵のことは解決することが出来ます。(このググり力の差が実力の差と言ってもいいのではないでしょうか)
初心者から上級者あらゆる人がアウトプットしていて,自分に必要なフェーズの知見が大量にあります。(見つけるのは大変ですが…)
そして公式ドキュメントというものが準備されている時点で圧倒的に親切です。
メーカーとかだとこのツール使えるようになりたければ弊社のセミナーに参加してね。この日とこの日しかやってないよ。弊社まで来い。がデフォルトです。
クローズな場所にしか知見がありません。(社内ですら特定の人の頭の中にしかない場合が多々ある)
オープンになってる情報が豊富だからこそ未経験から転職が可能だと僕は考えています。
未経験からメーカーの技術者になるのはほぼ不可能だと思います。
エンジニアのようにPCさえあればとりあえずプログラミングの経験できるのとは違い,実務じゃない経験を積むにも資本が必要になるからです。(現実的には機械系の大学に行くとかしないと厳しい)
未経験転職者を嫌う生粋のエンジニアもいたりしますが,母数が増えるというのは悪いことじゃないと僕は思っています。
その中にも優秀な方は含まれていたりするので。あと技術だけではビジネスは回らないですし。
エンジニアじゃない視点を持ってる人材というのも全体的,長期的にみたら発展には必要じゃないですか?
トライアンドエラー
最後に,大きな違いとして無限にトライアンドエラーできるというのはでかいと思います。
メーカーとかだと材料を加工して製品を作り試験するというサイクルに結構な金額と時間がかかります。
一回の試作にうん百万,納期2~6ヶ月とかは当たり前にあります。
一方,プログラミングでは実装してテストのサイクルを細かくまわしたところでそこまで時間もお金もかかりません。
試しに作ってみるというのも人的リソースだけです。
メーカーとかだと試しにちょっと作ってみるが気軽に出来ません。
このトライアンドエラーでエラーを解消したときに大きく成長することができると僕は思っていて,そのサイクルをたくさん回せるエンジニアという職業は成長を感じやすくて仕事していて楽しいです。
まとめ
他業種からの転職者の方は共感してくれる人が多いんじゃないかなと思っています。
そしてあくまで上記は僕の観測内の話し(前職のことだけじゃなくて友人とかの話も含まれてます。…という予防線。前職の人は見てないと思うけど)なので異論反論はあると思いますがそこはまぁ,スルーしてください。
それではまた明日。