前回のはじめてのLinuxコマンドでは
- ls コマンド
- cd コマンド
- pwd コマンド
- touch コマンド
- mkdir コマンド
について書きました。
今日はもう少し黒い画面と仲良くなるために5つのLinuxコマンドを紹介したいと思います。
基本的な書き方
$ {command} -{options} {argument}
上記の様にコマンド オプション 引数
のように半角スペースで区切って実行します。
オプションと引数は必要に応じて指定します。
オプションと引数の違いは単語の前に-をつけることで区別します。
オプションは省略形があるのでそちらを覚えるようにしましょう。
途中までファイルやフォルダ名を入力するとタブキーで補完できるので極力タブキーを使って入力した方が打ち間違いなどなくて良いと思います。
例で使用するディレクトリの構成
MyFolder
├─ folder1
├─ folder2
└─ file1.txt
cp コマンド
ファイルをコピーしてくれるコマンドです。
$ cp {コピー元ファイル} {コピー先ファイル}
実行してみる。
MyFolder $ cp file.txt file_copy.txt
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder2
違うフォルダにコピーすることもできます。
MyFolder $ cp file.txt folder1/file_copy.txt
MyFolder $ ls folder1
file_copy.txt
フォルダごとコピーする場合は-r
オプションが必要
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder2
MyFolder $ cp -r folder1 folder1_copy
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder1_copy folder2
mv コマンド
ファイルを移動してくれるコマンドです。
$ mv {移動元} {移動先}
実行してみる。
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder1_copy folder2
MyFolder $ mv folder1 folder2
MyFolder $ ls folder2
folder1
名前の変更をする場合もこのコマンドを使います。
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1_copy folder2
MyFolder $ mv folder1_copy folder1
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder2
rm コマンド
ファイルを削除してくれるコマンドです。
$ rm {ファイル名}
実行してみる
MyFolder $ ls
file.txt file_copy.txt folder1 folder2
MyFolder $ rm file_copy.txt
MyFolder $ ls
file.txt folder1 folder2
cpコマンドと同様フォルダごと消す場合は-r
オプションが必要です。
MyFolder $ ls
file.txt folder1 folder2
MyFolder $ rm -r folder2
MyFolder $ ls
file.txt folder1
cat コマンド
ファイルの中身を出力してくれるコマンドです。
$ cat {ファイル名}
実行してみる。
MyFolder $ cat file.txt
nyan
nyan
nyan
シェルスクリプトなどでよく使います。
man コマンド
コマンドの使い方(マニュアル)を表示してくれるコマンドです。
どんなオプションがあったっけ?ってカンニング的に使うのに便利です。
ぶっちゃけ英語読めないとググったほうが早いときもありますが…
$ man {コマンド}
まとめ
前回と合わせて10個のコマンドを覚えることができれば基本的な操作には困らなくなると思います。
奥は深いですが…
少しずつでも覚えていくことで黒い画面と仲良くなれると思います。
それではまた明日。
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